K’s blog

日系SIer → 外資戦略コンサル → 日系電機メーカー → ロボットメーカー、というちょっと転職回数多めの筆者が、雑学・ビジネス・政治経済・趣味のマンガについて語るブログです。

英語学習について その2

まずは理論編から。

 

【英語力の構造と基本方針】
英語力を分解すると、語彙、文法知識、発音知識(特に音の連結や弱形など文章中で変わるやつ)、構文理解/構成力、の基礎能力に分けられる。


で、それらの強さを測るのは幅の広さと適用スピード。


その発露結果がリスニング力・スピーキング力・リーディング力・ライティング力になる。

 

この時、総合的な英語力は、基礎能力の一番弱いところで決まる。

つまり、語彙が弱ければ他の全てが優れていても、語彙力に応じた英語力しか発揮できず、文法知識がなければ他の全てが優れていても文法知識分の英語力になる。

 

なので、英語力を上げるには弱点を重点的に強化するのが最も効果的。

 

いわゆる受験勉強が実際に使えないのは、基礎能力のうちの「発音の知識」と測定指標としての「適用スピード」が全く鍛えられていないため。なので、受験勉強はしっかりやってたけど英語が使えないって人は、この2つを重点的にすると英語力が上がる。

 

で、上げる順番は、
①最低限1500語(辞書で最重要マークのついてる単語)を覚える。それも、瞬時に出てくるレベルで。これは基礎中の基礎なので、スポーツやる上での走り込みと思ってとりあえずやる。これをやらずに他をやっても非効率。
②文法。マニアックなものは飛ばして基本を抑える。良い文法書を読むのが一番。
③発音知識か構文。これはどっちでもいい。好きな方から、もしくは交互にかな。

 

【学習と訓練の違い】
英語は、数学の様に理解すれば出来る様になる、という類のスキルではなく、スポーツの様に、繰り返しトレーニングをする事で鍛える類のスキル。
特に、受験英語で無視されるため大半の日本人が苦労する「適用スピード」の指標は筋トレや素振り、サッカーならリフティングなどと同じ感覚で、繰り返して鍛える必要がある。メカニズムとしては、繰り返す事で脳の神経細胞間の電気信号が伝わりやすくなる。
…このことに気づくまでかなり遠回りしました。

 

次回は具体的な教材や勉強方法を書きます。