K’s blog

日系SIer → 外資戦略コンサル → 日系電機メーカー → ロボットメーカー、というちょっと転職回数多めの筆者が、雑学・ビジネス・政治経済・趣味のマンガについて語るブログです。

自分が所属するコミュニティを選ぶことの重要性

他人の不幸は蜜の味&他人の幸福は飯がまずい、というのはは人間の本質。

例えば、
1. 自分は収入が5万ドルで他のすべての人は収入が2万5000ドルの世界
2. 自分は収入が10万ドルで他のすべての人は収入が20万ドルの世界
この質問に56%(過半数)が1を選んだ。
集団の中で食物を得て子孫を残すには、「周りの人よりも優れている事」が重要だったため。
近所の人よりも収入が少ない人は、絶対額に限らず自殺率が4.5%高い。なので幸せになるには自分が平均より優位に立てる集団や地域に属することが重要。
http://president.jp/articles/-/20185?display=b


一方で、人は周囲に刺激を受けて変わる面も大きい。

人は周囲の人の平均になる。どんな人の輪に入るかは自分で選べる。情熱を持った人々の輪を選ぶだけで人生が変わる。できないと思っていたことができるようになる。
TED TALK - How to find work you love
https://www.ted.com/talks/scott_dinsmore_how_to_find_work_you_love/up-next?language=ja

逆に「朱に交われば赤くなる」というマイナス面も同じ。

 

この二つの見解は一見相反するように見えるが、おそらく両方正しく、相互に影響してるんだと思う。

いずれにせよ、人間は社会的な存在であり、マズローの5段階欲求でも、上3つは所属する集団・コミュニティに関するものなので、この重要性は間違いなく高い。幸福な人生を送るための最重要事項とも言える。

 

で、ここから導かれるお薦めの人生戦略は、こんな感じではないかなと。
(※性格が合うとか愛情とかの、善し悪しを偏差値的に表現出来ない面は除きます。それは個人の趣味嗜好ってことで)

ロールモデルやライバルが居て、刺激を受けて成長出来る集団を選ぶ
●刺激を受けなくなったら卒業して別のコミュニティに移る
●頑張っても平均を超えられない集団に入ると辛いので、無理はしない
●人生のステージに合わせて、チャレンジ度・分散度を変える。最初は投資・探索モードで、チャレンジングに幅広くあちこち手を出す。自分に合ってるところを見つけたら、ウェイトを上げて成長に注力。成長が鈍ってきたら次の成長領域・ステージを探す。歳をとって来たら培ってきたものを活かせてかつ自身の自尊心も満たせるところに落ち着く
●一つでミスってもリカバリー・心の平穏を保つため、複数のコミュニティに並行して所属する


僕自身、転職3回して、ある程度これを踏襲出来てるかなと思いつつ、もっと早くジャッジしとけば良かったなぁとも思う今日この頃です。