株式市場について
株式市場は定期的に混乱する。パニックが株価を動かす。だから、「株価というのは行き過ぎる」。
株価を付けるのは株主のせいぜい1割。個別銘柄ならば1%以下。市場参加者の中の本当にわずかな人たちが株価に影響を及ぼす。その中には、オーバーリアクションする人が絶対いる。そういった人が、高いにしても安いにしても、行き過ぎた株価を付ける。
日経平均は毎年20%~30%上下するが、実経済がそんなに振れる訳がない。過去のどの経済危機も3年後に株価は復活している。
市場の上げ過ぎ・下げ過ぎを感知して投資決定するのがコツ。判断基準の一つが桁(インパクト)。例えば、「イランが原油の輸出開始」というニュースがあっても、実際は総需要の1%未満の話。桁が違う。水着メーカーの新素材で新記録が複数出たら株価が2倍になったが、それで売上が倍になるわけではなかった(桁が違った)ので、結局株価は元に戻った、など。