K’s blog

日系SIer → 外資戦略コンサル → 日系電機メーカー → ロボットメーカー、というちょっと転職回数多めの筆者が、雑学・ビジネス・政治経済・趣味のマンガについて語るブログです。

【マンガ書評】彼方のアストラ 全5巻

 

十五少年漂流記っぽいシチュエーションのSFアドベンチャーミステリー。

画風が若干古い感じだが、ストーリーが秀逸。伏線を余すことなく見事に回収。素晴らしい。

あちこちに散りばめられたギャグもセンスが良い。

少年ジャンプの作品は何かと冗長になりがちだが、これは全く無駄がなく綺麗に収まっており、名作と言えよう。

ヨーロッパ文明進歩の理由(銃・病原菌・鉄 より)

ヨーロッパで文明が最も進んだ理由は地形。


緯度が同じ場所は、動植物の育成条件・生態系・風土病などが似ているが、緯度が違うと大きく変わる。

このため、文明は東西に伝わりやすく南北に伝わりにくい。

他の大陸に比べてユーラシア大陸は東西に長いので、農業や文字などの文明が広がった。

さらにユーラシア大陸の中でも、ヨーロッパは地形が入り組んでいて国が分散するため、競争が続いた。これに対して中国は地形がシンプルなので早くに統一され、競争しなくなったので停滞した。

 

うーん、なるほど。結構感動しました。

啐啄同時:そったくどうじ

鳥が孵化する時、雛鳥が殻の中で鳴いた時、親鳥が卵の殻をつつくこと。

ここから、受け手の準備が整った時に物事は教えるべき、という教育におけるタイミングの重要性を示唆している四字熟語。

うーん、含蓄のある言葉ですね。

新規ビジネスチャンス

万人が幸福で満足した社内にならない限りニーズ=チャンスは必ず存在する。(セブンイレブンヤマト運輸ドトールAmazoniPhone 、、、)


故に、新規ビジネスチャンスがない、ということはあり得ない。新規ビジネスを実現するのに必要な「何か」が足りないだけ。


神の目で現状を見る、というのがセオリーのひとつ。

【書評】ORININ 1-8続刊

近未来でロボットが人間社会に隠れて生活し困難を乗り越えて生きる目的・自我を獲得していく物語。 素晴らしい。 重厚なストーリー、緻密な描写、SFファンを納得・満足させる技術&背景設定と説明、節々にある笑い、いずれも秀逸。 戦闘シーンが長く、ややこしい&ストーリー展開が遅く感じる部分もあるが、8巻までは絶対に読んでほしい。 (僕は8巻で評価が倍増しました。)

コミュケーション手段の選び方

社内・社外を問わず、コミュニケーション手段の選び方は、仕事の効率にとてもインパクトが大きい割に、適当・感覚的に行われていることが多いので、ちょっと整理してみる。

(若手社会人向けのネタです)


主に取る手段は

●メール(チャット)

●電話

●直接会話

●ミーティング(呼ぶor訪問する)

●会食


ここに、どこまでメンバーを含めるか、という要素が絡む。


選択する際に考慮すべきポイントはこちら。

● スピード

● 相手にかけさせる手間(相手の好みも含む)

● 相手を動かす力の強さ

● 双方向やり取りの必要性(分岐パターンの多い少い)

● 自分の手間


これらを踏まえて、目的を達成できる最もコスト(手間)の低い手段を選ぶのが基本。


手間の多さと相手を動かす力はほぼ比例する。


最もお手軽なのはメール。双方向やり取りの必要性が低く、少ない強制力で済む場合は、メールが有効。

記録が残る分、電話より強制力が高くなることもある


但し、文化的にメールを敬遠するコミュニティもあるので、そこは相手との関係性からどちらに合わせるか検討する。


また、相手への強制力=立場+コミュニケーション手段による強さの和。

立場は上司や顧客といったフォーマルな関係から、信頼度、心理的な距離、恩義の有無、議題に関する許容度まで様々。

自分が上司ならメール一本で済ませるが、初対面の顧客なら訪問が必要、など、立場によって取るべき手段は変わる。


説得力が最も強いのは、F2Fで、食事を奢りながら、信頼orよく見せたい人に同席してもらう。(外交とかで使う方法)


こーゆー風にロジカルに考えると、コミュニケーション手段を迷うor間違える、というロスは少なくとも減らせます。