K’s blog

日系SIer → 外資戦略コンサル → 日系電機メーカー → ロボットメーカー、というちょっと転職回数多めの筆者が、雑学・ビジネス・政治経済・趣味のマンガについて語るブログです。

2018-01-01から1年間の記事一覧

【マンガ書評】子供はわかってあげない

水泳少女と書道少年のミステリー仕立ての甘酸っぱい青春もの。 セリフまわしや小ネタがとても小気味好く、可愛い絵柄に似合わずストーリーも一級品。数千冊の漫画を読んできたけど、トップ層に入る名作だと思います。

【マンガ書評】彼方のアストラ 全5巻

十五少年漂流記っぽいシチュエーションのSFアドベンチャーミステリー。 画風が若干古い感じだが、ストーリーが秀逸。伏線を余すことなく見事に回収。素晴らしい。 あちこちに散りばめられたギャグもセンスが良い。 少年ジャンプの作品は何かと冗長になりがち…

一歩ずつ

Step by step. I can’t see any other way of accomplishing anything. 一歩ずつ。これ以外に何かを達成する道を知らない。 <Michael Jordan(マイケル・ジョーダン)>

ヨーロッパ文明進歩の理由(銃・病原菌・鉄 より)

ヨーロッパで文明が最も進んだ理由は地形。 緯度が同じ場所は、動植物の育成条件・生態系・風土病などが似ているが、緯度が違うと大きく変わる。 このため、文明は東西に伝わりやすく南北に伝わりにくい。 他の大陸に比べてユーラシア大陸は東西に長いので、…

啐啄同時:そったくどうじ

鳥が孵化する時、雛鳥が殻の中で鳴いた時、親鳥が卵の殻をつつくこと。 ここから、受け手の準備が整った時に物事は教えるべき、という教育におけるタイミングの重要性を示唆している四字熟語。 うーん、含蓄のある言葉ですね。

新規ビジネスチャンス

万人が幸福で満足した社内にならない限りニーズ=チャンスは必ず存在する。(セブンイレブン、ヤマト運輸、ドトール、Amazon、iPhone 、、、) 故に、新規ビジネスチャンスがない、ということはあり得ない。新規ビジネスを実現するのに必要な「何か」が足り…

【書評】ORININ 1-8続刊

近未来でロボットが人間社会に隠れて生活し困難を乗り越えて生きる目的・自我を獲得していく物語。 素晴らしい。 重厚なストーリー、緻密な描写、SFファンを納得・満足させる技術&背景設定と説明、節々にある笑い、いずれも秀逸。 戦闘シーンが長く、ややこ…

コミュケーション手段の選び方

社内・社外を問わず、コミュニケーション手段の選び方は、仕事の効率にとてもインパクトが大きい割に、適当・感覚的に行われていることが多いので、ちょっと整理してみる。 (若手社会人向けのネタです) 主に取る手段は ●メール(チャット) ●電話 ●直接会…

遺伝率

心身機能の遺伝率(遺伝の影響を受ける割合)は次のようになってるらしい。 記憶力(0.32) 知覚速度(0.46) 推理力(0.48) 体重(0.80) 知能(0.80) 身長(0.86) 思った以上に高いと感じた人は多いかも知れないが、経験と照らし合わせると納得感のある…

学校教育と学歴についての考察

学校教育の目的は、個人の能力と、集団内における社会性の育成と言える。 社会性の方はちょっと置いといて、ここでは個人能力の方について言及する。 育成すべき能力はその使用目的によって異なるものの、小・中・高においてはどの仕事でも共通的な部分が多…

残り日数を円換算

平均寿命(男性81才・女性87才)から人生の残り日数を数えてみる。 もしくはリタイヤタイミング年金取得開始の65才とか。 で、更にそれを1日=1円で円に換算してみる。 そうすると、1日の重さor軽さが実感できるよ。 お金の計算は普段から一番やってることだ…

【書評】王国の子 びっけ 全9巻

超オススメ。 とある王国の王位継承順位第3位の姫とその影武者の物語。リアリティのある政治と人間模様が描写されており、絵柄に似合わずとても深い。 ストーリー展開、終わり方いずれもよく練られており、傑作と言える。

金になるイノベーションとは

マイクロプロセサもトランジスタも基礎研究の応用ではなく、ニーズへの対応から生まれた。イノベーションは技術革新ではなく、異なる価値体系の間を媒介すること。 国の共同研究は、研究のみ注力しているが、足りないのはビジネスモデルやマーケティングの媒…

好きな言葉

Ego=1/Knowledge

株式市場について

株式市場は定期的に混乱する。パニックが株価を動かす。だから、「株価というのは行き過ぎる」。 株価を付けるのは株主のせいぜい1割。個別銘柄ならば1%以下。市場参加者の中の本当にわずかな人たちが株価に影響を及ぼす。その中には、オーバーリアクション…

タスク管理の基本

仕事のやり方(タスク管理)で、基本的なことが疎かになってる人があまりに多いので、ちょっと説教臭いけどメモっときます。 ● 即座に対処・クローズ出来るタスクはその場で片付ける。溜めるとその分、タスク管理の工数が増えるし、精神衛生上良くない。(メ…

意識改革で変えるべきなのは環境

意識・考え方は環境の影響が大きい。なので意識を変えたければ、変えるのは人ではなく環境。頭ではなく足。 ノウハウの本を読み、著名人の講演を聞き、社内研修を重ねるような「意識改革」は精神で精神を変える努力で、努力した気分になるが、効果は薄い。そ…

チャレンジの判断基準

チャレンジを促す言葉は多い。 ただ、世に残るのはチャレンジの結果成功した者の言葉であって、失敗者の言葉が残ることは稀だ。 また、チャレンジを抑える言葉はぶっちゃけ面白くないしなかなか魅力も感じない。 その意味で、チャレンジを促す風潮は少しバイ…

中国経済と政治ショーの実態

中国は都市戸籍を持つ4億人が農村戸籍の9億人から搾取する「戸籍アパルトヘイト」。農民工の給料が上がると競争力なくなるので共産党はこれを続けたい。そのために外敵作ったり政治ショーをしてる。

信頼貯金

人の信頼は日々のちょっとした行動で決まる。小さな攻防で自分の信頼価値を下げるのは愚。小さな悪口くらい聞き流す。礼儀を尽くして敵からも信頼される人間になる。年上年下関係なく感謝の気持ちで接すればいい。 マンガ「ばらかもん」の大人な小学生 あっ…

【マンガ書評】春の呪い

春の呪い https://amzn.to/2veRe74 亡くなった妹の元カレとの交際。 でも、そんな陳腐な表現では語れない、スピード感で引き込まれる。 一気に読んだが近年稀に見る傑作。 マジでオススメです。

インセンティブの妙

募金活動で、 1.慈善事業の意義を伝えるのみ 2.慈善事業の意味を伝えた上で1%の報酬を募金外から支払う 3.10%の報酬 で分けたら成績はどの順番になったと思います? ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 答えは1、3、2の順だった。金銭報酬(もしくは差)はたっぷり…

日本語に関していくつか

日本語でよく主語が省略されることと、日本において社会的な同調圧力が高いこと・ムラ社会・個人が弱いことには相関がある。 例えば、英語も昔は主語が必須ではなかったらしい。ムラ社会から個人主義の台頭に伴い、主語が必須になってきた。 日本語は英語か…

第二次大戦の敗北と冷戦と日米同盟の解釈一例

こーゆー解釈もあるんだ。へぇーっていうのを一つ。 日独の経済成長は、対共産主義国の前線として米国に工業化を許されたから。 冷戦がなければ許されなかった可能性大。 日独が第二次世界大戦を始めた最大の理由は、資源と市場へのアクセスを確保するためだ…

恋愛社会と見合い社会どっちが幸せ?

日本は結婚相手を周囲が選ぶ見合い中心社会から、自分で選ぶ恋愛中心社会に移行した。 これも昨今の晩婚化・非婚化・少子化の大きな要因の一つだと思う。 ここでふと疑問が持ち上がる。恋愛社会と見合い社会、どっちが社会全体として幸せなんだろうか? 恋愛…

坂本龍馬の旅費は誰が出した?

新説・明治維新(西鋭男)を読んだ。簡単に言うとこんな内容。 ・明治維新は英仏の政治工作 ・英仏は清のアヘン戦争で自国人材を浪費したため、日本では資金を出して内乱させる方を選んだ ・薩長土佐に武器を与えて幕府転覆させた ・長州ファイブの英国留学…

この言葉やお話、知ってますか?

心が変われば行動が変わる。 行動が変われば習慣が変わる。 習慣が変われば人格が変わる。 人格が変われば運命が変わる。 結構有名な言葉ですが、やっぱりいいですね。大好きな言葉の一つです。 これ、人生戦略とか自己研鑽に興味があって、勉強・情報収集を…

WindowsからMacへの乗り替え結果報告

Macに乗り替えてから一週間。 結論は、操作性の違いまだ多少戸惑うものの、動作の安定性・起動の早さ・タッチパッドの快適さ、の点でMacに軍配が上がった。 Officeが使えるなら仕事にもほぼ支障なし。 で、Macを使うのにやった設定は以下。(分かる人にしか…

WindowsからMacへの乗り替え

社会人になって20数年。 Windows 3.1からずーっとPCのOSはWindows一筋で、最初の十年はシステムエンジニアしてたから、超ヘビーユーザーだったんだけど、今の会社ではMacも標準PCだったんで、Macにチャレンジしてみることにした。 まず、切り替えの動機はこ…

137億年の物語⑧

子供が中学生か高校生になったら読ませたいと思ったおすすめ本 137億年の物語 の紹介の続き。最後です。 病気が世界を渡る。1850年にアメリカからブドウの寄生虫がヨーロッパに渡って蔓延し、大打撃。これに対抗するため、アメリカから抵抗力のあるブドウの…